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雉鳩

 投稿者:鴨志田町  投稿日:2017年 9月23日(土)13時46分34秒
返信・引用 編集済
  日経歌壇 9月23日 穂村弘選

夏休みの小学校のアンテナに雉鳩のゐて低きそのこゑ  大森正道

子供の頃よりドデー・ポッポーと鳴くものだと思っていたが、日本野鳥の会の小冊ではデーデーッ・ポッポーと記載されている。横浜のベランダの前が小学校であり、その給食棟にアンテナが立っている。




 
 

連歌会「雨蛙の巻」

 投稿者:Kunchan  投稿日:2017年 7月14日(金)16時01分46秒
返信・引用 編集済
  関東は猛暑が続き皆さん外出を控えたせいか、連歌の方はとんとんと進みました。
発句が小林一茶風の句だったため全体的に風雅の味わいのない句が続きましたが、
さて一茶の特徴である「滑稽、風刺、慈愛」は盛り込まれているしょうか。

      ご参考資料(第三の句);https://www.youtube.com/watch?v=dUfYIHzyoYM

「雨蛙の巻」
<初折表>
  夏 1.飛び退きて脚を挫くや雨蛙       邦
  夏 2.鎌首もたげ行く青大将         青山
    3.黒き下駄外八文字滑らせて       多愚
    4.三年掛けてやっと人並み        川文
 月秋 5.寿司職人悲しき顔で月見上げ      青山
  秋 6.酢橘の沁みる中指の傷         多愚
<初折裏>
  秋 7. 松茸は何処かと碗を掻き回す      川文
  秋 8. どこか遠くへ秋雲に乗り        邦
    9.世の果てに我が名記せど釈迦の指    多愚
   10. 冥土への道一歩進める         川文
  冬11. 折返す凍河の手前クロカン車      邦
  冬12.帰路の渋滞雪の坂道          青山
   13.走り出すこの快感に苦を忘れ      川文
 月春14. 師匠の駄目を偲ぶ春月         多愚
  春15.辛酸の末の卒業号泣す         青山
  春16.ちりじりに飛び立つ百千鳥       邦
恋花春17.花の下また会おうねと頬にキス     川文
 恋 18.棺の女は微笑みてあり         多愚
<名残表>
 恋 19.旅立てり子育て終えて愛妻は      青山
  夏20.アロハの島へ猛暑逃れて        邦
  夏21.ポスターのモデルで決めた日焼止め   多愚
  夏22.涼風吹き上ぐ地下鉄列車        青山
 恋 23.裾押さえ恥じらう女(ひと)も今は無し 邦
 恋 24.膝丸出しで足組む乙女            川文
   25.サラシ巻き片肌脱ぎしお竜さん     青山
  秋26.豪雨来たりし稲妻連れて        邦
  秋27.可哀想地震台風山崩れ           川文
  秋28.木の実でしのぎユニセフを待つ     多愚
 月秋29.病む子らを月見守りて夜の明くる    邦
   30.やっと解放モスルの市民        川文
<名残裏>
  冬31.歳の市ブルカ娘も集い来て       多愚
   32.東西の客(かく)名所に溢れ        青山
  春33.春なのに爆買恐れ出控える          川文
  春34. 黄色の猿の席に春蠅          多愚
 花春35. 上野山人や獣(しし)にも花は降り   邦
   36.人情篤き大和の国よ          青山
                 29年 7月2日起首~7月13日満尾
 

イモムシ

 投稿者:yy  投稿日:2017年 6月26日(月)23時04分20秒
返信・引用
   日経歌壇 6月24日 穂村 弘 選

   暑き日は土より這い出で冷房を掛ければ潜る芋虫愛し    義堂

これは私の管掌にあるものではないが、その人の父親は蒔を割りながら出てきた肉付の良いもの
をしばしば食していたということで特別の愛着を持つらしい。
 

連歌会「梅雨入りの巻」

 投稿者:Kunchan  投稿日:2017年 6月18日(日)10時38分8秒
返信・引用
  今回は10日で巻き上がりました。最短記録です。夏井いつきが小学生に俳句を教えるのに「何か情景を描きそれに適当な季語をつければ出来上がり」といったそうですが、それらしい句も少しありましたが、全体としてはいつもと同じような出来栄えでした。

「梅雨入り」の巻
<初折表>
 夏 1.梅雨入りはまだかと畝の土が呼ぶ    川文
 夏 2. 風柔らかに過ぐ早苗舟         邦
 夏 3.川近き宿で河鹿の声聞きて       青山
   4.しびれ薬を酒に入れしや        多愚
月秋 5.酔い醒めて厠に立てば月天心      邦
 秋 6.草露で濡れる真夜中の帰路       青山
<初折裏>
恋秋 7.門限を越える逢瀬に虫時雨       多愚
恋  8. 親も見ぬふりできちゃった婚      川文
恋  9.契たる苦楽を共にで子を育て      青山
恋冬10.もう疲れたわ越冬つばめ        多愚
 冬11. あばら屋で羽を休める吹雪の日     川文
  12. 俯き通う月曜の朝           邦
  13.頑張れとタイムカードの打刻音     多愚
月春14.退社時仰ぎ見る朧月          青山
 春15.こらえ来し涙洗うか春時雨       邦
 春16. こころのうさを雲雀が癒す       川文
花春17.夕されば花散る時のゆるやかに     多愚
 春18.夭折惜しむ嗟嘆(ああ)啄木忌     青山
<名残表>
  19.見えて来しふるさとの山泰らかなり   邦
 夏20.蛍も舞いて甦る川           川文
恋 21.身を焦がし人目忍んで生きる街     青山
恋秋22.今日に生きるわ酔芙蓉のごと      邦
恋秋23.雁見ても人肌恋し夕まぐれ       川文
 秋24.伊能は測る秋すすむ蝦夷        多愚
 秋25. 青北風にちゃんちゃん焼きを浜で食う  邦
  26. さけが足らぬと里山荒らす       川文
  27.大評定兵糧攻めか水攻めか       多愚
  28. 天下取れたは彼の大返し        青山
月冬29.月冴ゆる天空仰ぎ檄(げき)飛ばす   川文
 冬30. 闇を切り裂く狼の声          多愚
<名残裏>
 冬31.悲鳴上げ通り過ぎたる消防車      青山
恋春32.やがて鎮まる猫の恋歌         邦
恋春33.春一瞬愛実らせてパンダ館       多愚
恋春34.彼岸の逢瀬上野のお山         青山
花春35. 人混みを花見舟までたどり着き     川文
  36.待ち人来たり席盛り上がる       邦
                   29年 6月5日起首~6月15日満尾
 

連歌会「鯉のぼりの巻」

 投稿者:Kunchan  投稿日:2017年 6月 3日(土)15時50分50秒
返信・引用
  連歌は座の連衆が各々前句を勝手に解釈して付け句をして、順に回していくのであるが、巻き上がってみると、何かしらストーリーを感じることがある。今回はテーマに沿って、子供の誕生があり、その子が志を抱いて世に出て、挫折もし恋もし、色々あって、やがて可愛い孫も出来てハッピーに終わるというところでしょうか。
某歌人曰く「波瀾に富んだ36句の旅をし終えた時、今迄の道のりは季節が移り変わりながらめぐって行くように、ゆるやかな円弧を描いているという実感をもたらすものであって欲しい」

鯉のぼりの巻
<初折表>
  夏 1. あのお腹男の子なりしや鯉のぼり     多愚
  夏 2. 跡取り祝い食う初鰹           川文
  夏 3. 青葉潮離れ世界へ漕ぎ出でて       邦
    4.大志抱きし往時の少年          青山
 月秋 5.満月に学成就せず書に向かう         川文
  秋 6. 掛け軸の鹿声や悲しき          邦
<初折裏>
恋 秋 7.吾とても独り寝なりし長き夜       青山
恋   8.枕を濡らす君恋しさに          多愚
恋   9. 乱れ髪返す衣もむなしかり        邦
恋  10.別れ来て立つ塩屋の岬          青山
恋 冬11.灯台守夫婦を偲ぶ大吹雪         多愚
  冬12.押しくら饅頭あの子は何処だ       川文
   13.物無くも知恵出し遊ぶ村の子等      青山
 月春14.貧乏も又良し春の月           邦
  春15.腹空かし蛇穴を出づ川の土手       川文
  春16. ミサイルと言い土筆立てる子       多愚
 花春17. たんぽぽの花すぐ後に落下傘       青山
   18.流れ着きしが終の棲家よ         邦
<名残表>
   19.椰子の実に異国を思い旅した日       川文
   20. 印度目指して着いたアメリカ       多愚
  秋21. 鈴音もなぜかさびしき秋遍路       邦
  秋22.鐘の響きに桐一葉落つ          川文
恋 秋23. コスモスと喪服の女耐えて立つ      多愚
恋  24. 東北妻(づま)の心(しん)の強さよ   青山
  冬25.三畳の凍てつく窓に向かい座す      川文
  冬26. 死なば剥がれてツンドラの土       多愚
   27. 異国とて御霊は帰る大和国        青山
  春28.あきつしま猶のどかなる頃        邦
恋月春29.春月夜ハチ公で待つ君眩し        多愚
恋 春30. 麗か日和清楚な化粧           青山
<名残裏>
恋 春31.青やなぎ娘盛りは赤い帯         邦
   32.どじょうも顔出す白い太もも       川文
   33.我も又煩悩の虜情けなき         青山
  夏34.子供可愛さ蕎麦屋の風鈴         邦
 花夏35.背競べ園児すくすく花葵           多愚
   36. バアバを越えて伸びる孫達            川文
               29年5 月15日起首~6月2日満尾
 

カタクリ

 投稿者:yy  投稿日:2017年 4月29日(土)23時54分8秒
返信・引用 編集済
  日経歌壇 4月29日 穂村 弘 選

 カタクリね 話の途中で躓いた花の名言って電話を終える  義堂

 評:「カタクリ」とは、そういえばなんとなく躓きそうな響き。
 ああカタクリまでが年を感じさせる 寂しきものよ。でも今日は皆さんありがとう。
  写真は立科町にある津金寺(天台宗)2週間ほど前に咲いていました。
 

子規

 投稿者:鴨志田町  投稿日:2017年 4月29日(土)15時24分21秒
返信・引用
  日経歌壇 4月29日 三枝昂之選

子規展のちらしをモネの右に貼り子規にセーヌの白雲見せる  大森正道

選者評 正岡子規の写真は多いのに使われるのは左の横顔が多い。切手も神奈川近代文学館の生誕150年記念子規展も。そこで大森さんはモネの右に貼って好奇心旺盛な男にパリの空を見せる。子規への親愛感に独特の工夫がある。
今日は目出度い日になった。この歌は三枝さんの1席であり、同時に義堂氏の歌が穂村さんの1席になったから、電子工学科出を知っている人に喜んでもらえると思う。皆さんのご関心はストレスであると同時に励ましであります。
 

連歌会「川面の巻」

 投稿者:Kunchan  投稿日:2017年 4月26日(水)11時03分4秒
返信・引用 編集済
  今回は何故か恋句が沢山出ました。季節のせいでしょうか、歳のせいでしょうか?
連歌では恋句を出すのはむずかしいと言われていますが、慣れて来たようです。
秀逸句は19、秀連句は35-36です。

「川面の巻」
<初折表>
  春 1.穏やかな川面(かわも)を渡る春の風     青山
  春 2.漕ぐ手を休め悔やむ落第          多愚
  春 3. 新学期大きなカバン列なして        川文
  春 4.何も持たずに鳥雲に入る          邦
 月春 5.拉致されしあの日と同じおぼろ月      多愚
    6. かの国の民食うに明け暮れ         川文
<初折裏>
  夏 7.湯上りに泡酒ごくり夏の夜         邦
  夏 8.遠雷急(せ)かす山路行く人        青山
  夏 9.へそ押さえ手に持つウリにかぶりつく     川文
   10. 舞台に上り舞うフラダンス         邦
   11.常磐の炭鉱今は行楽地           青山
恋  12.勿来の関を越え結ぶ恋           多愚
恋 秋13. 君を待つ長き一夜の紅葉宿         邦
 月秋14.月を眺めつ読書に励む           川文
  秋15. 読み聞かせば童女に還る老いの秋      多愚
  秋16.母眠りたる星流る里            青山
 花秋17.久方の峠で休み煙草花           邦
   18.胸締め付ける故郷(こきょう)の香り    川文
<名残表>
  冬19. 熟したる下肥を吸う寒の畝         多愚
  冬20. 霜柱踏み登校す子等            青山
   21.校庭に始まりますよと鳴るチャイム     川文
  夏22. 電車迎える曲は夏色            多愚
恋誘い23.「ひまわり」の映画のラストミラノ駅    青山
恋  24.君忘れじと目の追いすがり         邦
恋 秋25.襟合わせキス跡隠し風の盆         多愚
恋 秋26. 夫婦で行きし秋の宇奈月          青山
  秋27.夕暮れて芒野原に迷い入り         邦
  秋28.つるべ落としの老いの速さよ        川文
 月秋29.ゆったりと名月眺む湖畔宿         青山
恋  30.モデルで描きて妻に娶りし         邦
<名残裏>
恋  31. えくぼだけ今でも残る愛らしさ       川文
恋 冬32. 歌留多会から再婚話            多愚
恋  33. わが心乱れて今宵お手付きす        邦
恋  34.そっとしのぶはご城主様か         川文
 花春35.高遠の薄桃色のさくら花          青山
  春36.格子の風に絵島にも春           多愚
                         29年4 月1日起首~4月24日満尾
 

 投稿者:鴨志田町  投稿日:2017年 4月15日(土)12時32分35秒
返信・引用
  日経歌壇 4月15日 三枝昂之選

暖かき土に埋まりて男爵の雨が欲しいと言ふ雨が降る  大森正道

一か月以上経って、じゃがいもは無事に芽を出しました。これから里芋を植える時期です。
 

今日の終わり

 投稿者:yy  投稿日:2017年 3月26日(日)01時23分32秒
返信・引用 編集済
  日経歌壇 3月26日 穂村弘選

ストーブを消して寒さが耐え難くなったら今日の終わりとしよう  義堂

評:「寒さが耐え難くなったら」に生の実感がある。と、もうすぐ春かな。
 

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